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Q 薬物は1回使用しただけでも乱用になるの?

A 薬物乱用は生命をおびやかす危険な行為です。たとえ1回の使用でも乱用になります。

薬物乱用とは、医薬品を本来の医療目的から逸脱した用法や用量でしようすること、また、医療目的にない薬物を遊びや快楽にしようすることをいいます。
乱用される危険性のある薬物は、”こころ”すなわち精神に影響を与える作用を持っており、中枢神経系を興奮させたり抑制したりして、多幸感、爽快感、酩酊、不安の除去、知覚の変容、幻覚などをもたらす働きがあります。
特に問題となるのは、これらの薬物のうち連用することにより依存性を有する薬物です。使用量によっては、たとえ1回使用しただけでも急性中毒症状のために直接死につながる危険性もあります。ですから、本来の目的以外の遊びや快楽を求めるために使用した場合は乱用にあたります。

[くすりと健康Q&A 引用]
監修:福岡県保健福祉部薬務課 企画:社団法人 福岡県薬剤師会