今は病気でなくても、健康なときの状態をいろいろな検査の数値で知っていくことは、生活習慣病ののようにほとんど自覚症状のない病気をいち早く知る唯一の手段といってもよいでしょう。
下記の表と、あなたの健康診断や検査結果を照らし合わせてみてください。生活習慣病でもっともよく指標にされる検査値が簡単にチェックできます。
血圧、血糖値、コレステロール値、尿酸値等が基準値を超えていれば、高血圧や糖尿病、高脂血症などの生活習慣病になっている、あるいは、その予備軍といえるでしょう。
今後、狭心症や心筋梗塞、脳卒中などの重大な病気を引き起こさないために、自分の検査値についてよく理解して、生活習慣を改善していくことが大切です。
検査値か改善しない時は、かかりつけの医師や薬剤師に相談してください。
検査項目 | 基準値 | 検査項目 | 基準値 |
収縮期血圧 | 130mmHg未満 | HDL コレステロール(HDL-C) | 40mg/dl以上 |
拡張期血圧 | 85mmHg未満 | LDL コレステロール(LDL-C) | 140mg/dl未満 |
空腹時血糖 | 110mg/dl未満 | 中性脂肪(TG) | 150mg/dl未満 |
HbA1c | 4.3-5.8% | BMI(体重(kg)÷身長(m)2) | 25未満 |
尿糖(US,UG) | 陰性(定性検査) | 尿酸(UA) | 2以上〜7mg/dl未満 |
総コレステロール量(TC) | 220mg/dl未満 |
※これらの数値は、測定施設および測定方法により若干異なります。
[くすりと健康Q&A 引用]
監修:福岡県保健福祉部薬務課 企画:社団法人 福岡県薬剤師会